強引に販売された着物をキャンセルしたい

着物は、いまだに強引な販売や詐欺まがいの販売が少なくないですね。

断りきれずに、買ってしまったり、騙されて買ってしまい、
後悔してキャンセルしたいということはあると思います。

今回は、強引に販売された着物をキャンセルするには、
どうしたら良いかというお話をしますね。

クーリングオフのポスター

出展:近畿経済産業局

クーリングオフについて

基本的に訪問販売に適応される特商法(特定商取引法)という法律で定められています。

当日を含む8日間は無条件で返品が出来ます。

ただし、この法律は店頭以外の場所で行う販売行為に適応します。

訪問販売と展示会など店舗以外の場所での販売に対応する法律です。

訪問販売は、通常の訪問販売とキャッチセールス、アポイントメントセールスです。

キャッチセールス

店頭などで呼び止められてアンケートに答えると、プレゼントを差し上げます等と言って
店内に誘導し、商品を販売する行為。

アポイントメントセールス

電話や手紙でプレゼントや当選などで勧誘してお店に誘導し販売する行為。

ポイントは両方とも高額な商品の販売行為を隠しているということです。

このような場合のみ、8日間の無条件返品ができるのです。

また、ホテルなどで行っている展示会も特商法が適応されるので、
クーリングオフ出来ます。

展示会商法に注意のポスター

出展:香川県消費生活センター

特商法が適応される販売方法は、規制があリ、違反した場合は行政処分もあリます。

着物の販売でよくある例

不招請勧誘の禁止

たとえ数回買物をしているお店の店員だとしても、
前もって電話などで商品を見せに行くことを承知してもらわないといけません。

突然商品を持って見せに行ってはいけないということです。

再勧誘の禁止等

一度断ったにも関わらず、同じ商品を再度薦める行為はいけません。

威迫、困惑

展示会などで、3名以上が囲んで薦める販売や脅したり強制したりすること。
何度断っても、ダメで買うまで帰れない。
このような行為で契約させることは禁止です。

不実の告知、重要事項不告知

嘘をつくこと。重要な事を言わないこと。

例えば、本場大島紬ではないのに、あたかも本場大島紬のように言う。
ポリエステルなのに、正絹と言う。
インクジェット印刷なのに、伊勢型紙と嘘を言う。

クーリング・オフ妨害行為などの禁止

この商品は特別なので、クーリングオフは出来ません。
もう、仕立てに廻っているのでクーリングオフ出来ません。
無条件で返品できるので、上記のような妨害は禁止です。

夜9時以降、朝8時以前の勧誘の電話は禁止です。

過量販売

常識的に適量を超えた販売は禁止です。
例えば、一人暮らしなのに布団を数セット販売する。
着物は着ないのに、短期間に大量に販売する。

禁止行為をされた場合は、行政処分もあります。

例外として、
大手着物チェーン店のさが美、やまと、鈴乃屋は、
自主的に店頭販売でもクーリングオフを採用しています。

ですから、店頭で購入した商品でも8日間は無条件でキャンセル出来ます。

クーリングオフが適応する取引は、必ずお店の人が説明をしなければいけません。
もし、説明がなかった場合は、8日間でなく、永遠にクーリングオフ出来ます。

くリングオフ期間終了でもあきらめないでのポスター

出展:香川県消費生活センター

特商法が適応されない店頭販売の場合、消費者契約法です。

さが美、やまと、鈴乃屋以外は、店頭販売でクーリングオフはありません。
ですから、契約するとキャンセルできませんが、条件によっては返品できます。

消費者契約法

事業者と消費者の間で締結される契約全てに対応します。
大きく分けて、「誤認」と「困惑」があります。

誤認

不実の告知

この商品は、人間国宝の◯◯さんの作品だから、通常は100万以上するが、
特別に30万円にしますよ。と言われ購入。
出来上がった商品を知合いに見せたら、これは人間国宝の監修なので、
元々の価値が30万円もすれば良い方だと言われた。
騙された。

断定的判断の提供

この着物は人間国宝の作品なので、
もし亡くなったら10倍以上になるから買ったほうが良い。

困惑

小物などを店頭で購入したので、支払いのために店内に誘導された。
その後、高額な商品を薦められ、帰りたいと言っても契約するまで帰してくれなかった。

訪問販売に来て、契約するまで帰ってくれなかった。

強引な販売方法で無理やり買わされたのでしたら、
すぐに消費者センターで相談すればキャンセルできる可能性が高いですよ。

消費者契約法に違反した場合、6ヶ月間、契約の取消が出来ます。

このような場合は、言った言わないという話になるので、
言った日時と内容をメモしておくと良いです。

すぐに消費者センターに相談してくださいね。

着物は、なかなか売れないので、強引な販売になることが多いようです。
大手の会社は、お客様相談室があるので、まずはそちらに相談しても良いですね。

誤認や困惑があれば、消費者契約法で6ヶ月間取り消すことが出来ますが、
基本的に店頭で購入した商品はなかなかキャンセルできないので、注意しましょうね。

キャンセルなどで困ったことがあればいつでも問い合わせからご相談くださいね。
弁護士の知り合いもいますから、的確なお返事ができますよ。
秘密は守るのでご安心くださいね。

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