着物の種類 騙されないでください!

今回は、今日実際あった話を中心に、
着物屋に騙さらないようにするコツを教えますね。

今日は、最近着物を買っていただいたすごく性格の良いお客さまのお話です。

着物も購入してもらいましたが、
着付けを習っているのでクリーニングもチョコチョコ持ってきています。

今日持ってきた着物は、その着付教室のセミナーで買った夏大島紬でした。

奄美からきた先生のセミナーを受けた後、販売会で薦められて買ったそうです。

「この着物は貴女しか似合わない、貴女のためにある着物だ!」
と言われて強引に薦められたと言っていました。

まあ、強引に薦めるのは、批判しませんが、
嘘をいくつも吐いていることが、許せませんね。

今日、短い時間に聞いた嘘をご紹介しますね。

お客様がお持ちになった夏大島は、見たことがない色柄の夏大島でした。

  • 奄美大島の田中一村の作品と言われて買ったが、鹿児島産だったそうです。
  • 色は、明るいグリーンで変わり格子のような変わった柄でしたが、単調な柄です。

    横惣かと思いましたが、ルーペーで見たら縦横でしたね。
    そんなに高そうに思えませんでしたが、
    「ステキな大島ですね~こんな色柄の夏大島は見たことないです」と褒めましたが・・・。

    その奄美からきた先生が
    「これは田中一村の作品です。だから、こんなに綺麗な色なんです。」
    と言われたらしいです。

    しかし、大島の証紙は、旗印だったらしいです。

    お客様から「旗印は鹿児島ですよね。」と聞かれたので、
    もちろん「そうですよ」と答えました。

    田中一村は奄美の大島なので、地球印です。

    お客様が不思議がっていましたので、
    「デザインは田中一村で織りは鹿児島かもしれませんね。」と言いました。

    基本的に、奄美大島は泥染めが主体です。
    変わり色の大島は鹿児島です。

    ですから、田中一村の話がデタラメですし、
    この夏大島は奄美ではなく鹿児島の変わり色の夏大島です。

    田中一村の縦横大島紬です。

    本場奄美大島紬 反物『一村の夢』9マルキ古代染色純泥染《大島紬村オリジナルブランド多輝鐘(たきかね)コレクション》【送料無料】

    色大島7マルキです。旗印鹿児島産です、

    【正絹】7マルキ本場優色大島紬【着尺】旗印 伝統工芸証書番号2c-181

  • 「大島は、マルキで値段が違うが、
    その違いはプロでも分からないので、関係ないですよ。」と言われたらしいです。
  • 大島は、五マルキ、七マルキ、九マルキ、十二マルキとありますが、
    マルキの違いはプロはもちろん、素人でも少し見慣れたら判断できます。

    大島の絣は、マルキの違いと片スと一元の違いがあるので、
    難しい気がしますが、一元は五マルキだけで、他はほとんど片スです。
    たまに、7マルキ以上で一元がありますが、一元は、十字絣、片スはT字絣です。
    これも見れば素人でも分かります。

    つまり、大島は絣を見ただけでプロは当然ですが、
    素人でもチョット勉強すれば分かります。

    しかも、大島の値段は、マルキで違います。

    ざっくり言うと、5マルキ一元が20万なら、7マルキ片スは30万、
    9マルキは、40万、12マルキは一気に上がって60万以上という感じです。

    お店によっては、もっと差があるかもしれません。

    大島の値段の差は、ほとんどマルキの違いです。

    ホンジャマカの恵俊彰さん、今はMCで活躍されていますが、お父さんは大島紬の作家です。
    私は、何度もお会いしていますし、鹿児島でお酒を飲んだことも何回かあリます。

  • 恵さんについてその先生は、
    「ホンジャマカの恵さんのお父さんは、大島紬の作家で奄美に住んでいる。」と言ったそうです。
  • 恵さんは、鹿児島で大島紬を作っていました。
    今は引退しています。

    恵さんは、鹿児島では基本的に泥染めが出来ないので、
    「白恵泥大島」」という商品を開発しました。

    白薩摩という陶器の原料になる粘土状の泥で染めた大島紬です。

    通常の白大島と違い、泥染めによって柔らかくしなやかになります。
    大変着心地が良く、色も柔らかい白色になります。

恵大島の白恵泥です。

【九州織物紀行】≪お値打ち!≫【恵大島紬織物】伝統的工芸品白恵泥本場大島紬 7マルキカタス「石庭」

少し話しを聞いたただけで、全てが嘘なんて信じられませんでした。
聞いた話はこれだけで、全てが嘘だったのです。

ここからは、私の想像ですが、
その先生というのは、口が上手く販売力がある問屋さんの社員。
だが、大島は担当していなかったので、詳しい知識がない人。
という感じですね。

購入した夏大島も「高かったのよ~」と言っていましたので、
30万~50万位したのではないかと思います。

もし、そうだとしたら、おそらく市場価格の倍以上で買っていますね。

こんな話は、例の無料着付け教室だけでなく、
他の着物屋さんや着付教室でもある話です。

ですから、買う側がきちんと対応しないと騙されます。

着物は、信用できるお店で買いましょう。

もし、不安や不信があったら

例の無料着付け教室、その他の着付教室なら、
当日を含めて8日以内にクーリングオフをしてください。

着物屋さんの店内以外で購入した場合はクーリングオフが出来ます。

クーリングオフのポスター

出展:近畿経済産業局

同業者の着物屋さんや着付教室が、着物ファンを騙すのは許せないです。

いまだに、「白生地をタダで上げます。でも、染めと仕立ては当店で!」
「 100万の帯が50万円です。 しかも帯を買うと着物がプレゼントになります。」
こんな詐欺まがいの商売も実際あリます。

絶対にこんなお店で買わないでくださいね。

https://t.afi-b.com/visit.php?guid=ON&a=0104110-93542987&p=g457956e

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