正しい着物の保管方法を知らないと大変な事になりますよ

着物のお手入れ、保管について その一

着物のお手入れや保管については、
奥が深いので、何回かに分けてお話ししますね。

アンケートで着物を着ない理由を聞くと、
お手入れ、保管が大変、と感じている人が多いようですね。

確かに、正絹の着物のお手入れや保管方法は、分かりにくいので大変かもしれません。
でも、ポイントさえ押さえれば、平気ですよ。

安心してくださいね。

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保管のポイントは湿気

まず、保管のポイントは、湿気です。

湿気をどうやって防ぐか?ということですね。

突然ですが、貴女は着物を何に包んでしまっていますか?

たとう紙です。という人がほとんどだと思います。

それでは、たとう紙のメリット、デメリットをお話ししますね。

たとう紙のメリット、デメリット

メリットは、

  1. 和紙で出来ているので、たとう紙が湿気を吸収して着物を守ってくれます。
  2. 和紙は、優れた素材で、湿気を吸収して、カビなどの発生を防ぎます。

    パンを和紙に包んでおくと、カビの発生が遅くなります。

  3. 基本的に無料です。
  4. 着物を受け取る時に、たとう紙に入っています。

  5. たたみジワなどを防げる。

たとう紙にきちんと閉まっておくと、
たたみジワはかなり防げます。
ただし、たとう紙一枚に、着物一枚です。

デメリット

  1. たとう紙の使用期限は、通常の使用方法だと5年です。
  2. つまり、5年毎に交換する必要があります。
    5年以内でも、たとう紙が黄色く変色していたら、交換した方が良いです。
    黄色い変色はカビなので、着物にうつる可能性があります。

    また、頻繁に出し入れすると紙なので破れます。

  3. ほとんどのたとう紙は、糊を使用しています。
  4. その糊に、虫が寄ってきて着物に穴を開けてしまうことがあります。
    また、カビの菌が糊について、たとう紙や着物をカビさせてしまいます。
    糊を使用していない一枚もののたとう紙もありますが、3000円前後と値段が高いですね。

  5. 最近、表面に窓を付けているたとう紙は減ってきましたが、中の着物が分からないので、探す時に大変です。
  6. しかし、窓が付いているたとう紙は、そのフィルムが、防虫剤などのガスに反応して溶け出し着物についてしまうことがあります。
    もし窓が付いていたら、フィルムは取ってくださいね。

  7. たとう紙に入れておいても、湿気を完全に防ぐ事はできません。

絹は湿気により縮みます。
特に縮緬の生地は、字のごとく縮みます。

留袖、喪服などに限らず、最近は縮緬の商品が多いです。
留袖は、表地が縮むと裏地が出てきます。

メリット、デメリットは、こんなところだと思います。
ネットで検索すれば、もっと出てくるかもしれませんので、興味がある方は調べてみてくださいね。

まとめると、
たとう紙は、湿気を防ぐ優れものですが、使用期限があるので、交換することが必要です。
また、糊を使用しているので、虫食いとカビには注意する必要があるます。

それじゃあ、たとう紙に入れてしまっておいても心配じゃない!と思うかもしれませんね。

そーなんです。
放ったらかしにしないで、
着物の状態を心配してください。

それじゃあ、どうしたら良いか?というと二つの方法がありますよ。

  1. 一つは、出来れば年に3回陰干ししてください。
  2. 虫が鳴く秋、湿気が少ない頃行う「虫干し」
    大寒の頃、空気が乾燥している冬に行う「寒干し」
    梅雨があけた後の土用の丑の日の頃、梅雨時の湿気を取るために行う「土用干し」があります。
    その度に、着物の確認と湿気取りを行えば、何十年もキレイなまま保管できます。

    調湿シートと防虫剤も必要ですよ。
    防虫剤は、一種類だけ使用してください。
    二種類以上使用すると、化学反応が起きる場合があります。

  3. もう一つの方法は、竹炭シートの使用です。
  4. 昔はなかった優れ物を利用することです。
    たとう紙の代わりに、竹炭シートを使います。

生地は綿100%なので、糊による虫喰いやカビの心配はありません。
竹炭のシートが付属しているので、
調湿しますので、カビの心配はありません。

半年に一回位竹炭シートを天日干しして、湿気を飛ばせば半永久的に使えます。
また、防虫効果が一年間あるので、防虫剤も必要ありません。
そもそも、正絹は虫がつきにくいので、防虫剤は必要ありません。

糊に虫が寄ってくるので、虫食いになるのですから、糊を使用していない竹炭シートは安心ですね。
竹炭シートの表面にポケットがあるので、メモや写真を入れておけば、
わざわざ中を見なくても入っている着物が分かります。

その他、消臭、防汚の効果もあります。
新しい商品は、さらに空気触媒で効果がアップしています。

これは優れもので、当店でも売り切れ状態でした。
値段は1600円です。

着物の無酸素パックについて

その他に、喪服や振袖、七五三など
当分着ない着物は、
無酸素パックをしておくと安心ですね。

無酸素パックは、真空パックではないので、着物をペシャンコにする事なく、カピ、変色、虫喰い、汚れから100%守ります。
また、透明なビニールに入っているので、中身もよく見えます。

効果を保証する期間は3年です。
価格は、2500円です。

まとめると
当分着ない着物は、無酸素パック、
着るかもしれない着物は、竹炭シートに入れておきます。

これで、ほぼ安心ですね。

着物をしまう保管場所について

保管する場所も大事なので、お話ししますね。

理想は、国産無垢総桐のダンスです。
新潟県加茂の総桐ダンスごオススメです。
湿気、虫喰いはほぼ安心ですね。
火事になっても、中は焼けません。
引き出しを閉めると、他の引き出しが開くくらい気密性が高いタンスが良いですね。

100万円以上しますね。

小さい着物用のタンスなら、30万〜50万円で販売しています。
数があまり無い人や置く場所が無い人には良いですね。
桐タンスは、産地とメーカーと職人さんが大事です。
必ず確認してくださいね。

それ以外のタンスなら、基本的にきちんとお手入れしてください。

着物をしまうのに絶対やってはいけないこと

着物をしまうのに、NGな方法を教えますね。
絶対にやってはいけない事です。

  1. 紙の箱に入れておく。
  2. 着物屋さんからいただいた箱やホームセンターに売っている紙の箱に入れてはいけません。湿気を吸います。
    カビや変色の原因になりますよ。

  3. プラスチックの衣装ケースに入れておく。
  4. これも、湿気がたまって、カビや変色の原因になります。

  5. 一枚のたとう紙や竹炭シートに2枚以上の着物を入れておく。

たたみジワの原因になります。
また、着物に金箔があれば、一緒に入れた着物に移る事があります。

この3つは平気でやっている人が多いので、絶対にやめてくださいね。

最後に、カビやすい着物についてお話ししますね。

黒の着物は、黒い染料にカビを誘発する物質が入っているため、カビやすいです。
しかも、時間が経つとカビを取る事によって染料も取れてしまうため、
黒に染めなければいけません。

そうなると、洗い張りして、染めて仕立てるので、喪服で13万円位、
留袖ですと、柄の部分を伏せるので、20万円以上かかります。

また、紬もカビやすい着物です。
紬は、絣を作るために糊をつけて糸をまとめます。
その糊が、湯通しでは取りきれず残ります。
残った糊にカビが寄っていきます。

このような理由で、黒留袖、喪服、紬はカビやすいのです。

また、帯もカビやすいので、要注意ですよ。
帯は、汗が帯芯に染みてきます。
帯芯は綿なので、湿気がたまりやすいです。
少し干した位でタンスにしまうと、
湿気が残るのでカビてきます。

帯芯がカビても表面は分かりにくいので、気がつきませんが、
裏地に黄色い点々があれば、おそらく帯芯は真っ黄色にカビていますよ。

カビは菌なので、他の着物にも移りますし、気持ち悪いですよね。

保管には注意してくださいね。

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今回は、「正しい着物の保管方法を知らないと大変な事になりますよ」でした。

次回は、お手入れについて、お話しする予定です。

質問などあれば、遠慮なくお問い合わせくださいね。

それではまた〜(^O^)/

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