着物の種類 本塩沢って紬なんですか?

奥が深い塩沢織

私の年上の友人のお姉さんが素敵な着物を着ていました。

思わずどこの着物ですか?と訪ねてみました。

聞くところに「夏塩沢よ」と。

まだまだ私は勉強不足です。
これを気に調べてみようと思いました。

塩沢の織物を調べた結果をご紹介しますね。

塩沢地域で織っている着物の種類は4種類と言われています。

  1. 越後上布(重要無形文化財技術指定)
  2. 歴史的価値は古く1200年以前に新潟県塩沢地区で生産されていたそうです。

    原材料は魚沼郡・頸城郡地方に作られる青芋(あおそ)と芋麻(ちょま)で、
    今では材料の生産量が極めて少なく、いざり機で織るものであり、
    後継者もなかなか居なくて高齢化になってるそうです。

    寒中で雪晒し(織り上がった生地を雪の上に晒す)をする事によって独特の光沢が得られます。

    上布とは、「上等な布」の意味で、細い糸を使用するため軽く着心地は通気性が良く、
    さらりとして夏物着物では最高級の麻織物です。

    昭和30年に国の重要無形文化財に指定されました。

    平成21年には、ユネスコ無形文化遺産登録されましたよ。

    新潟県が誇る最高級の織物ですね。

    新古品ですが、越後上布で245,000円(税別)はあり得ないです。
    ゼロが一つ少ないですよ。
    チョーお買い得品ですね。

  3. 塩沢紬(産業経済大臣指定伝統的工芸品)
  4. 越後上布の技法を絹織物に取り入れ塩沢紬として1770年の頃から生産されていたそうです。

    縦糸に生糸・玉糸を使用し、横糸に真綿手紡糸を使用し、
    手くくり、手摺り込による絣糸を一本一本合わせながら織り上げ、
    蚊絣(かがすり)と呼ばれる蚊のような細かい模様や十字絣亀甲絣等の絣模様は独特の上品さがあります。

    塩沢紬は、着心地も良く肌触りも独特の柔らかさがあるので、ファンも多いですね。

    今では生産量が少なく「幻の紬」とも呼ばれています。

    昭和52年に国の伝統的工芸品に指定されました。

    塩沢紬で、この価格はお買い得ですね。

  5. 本塩沢
  6. 従来「塩沢お召」の名で広く親しまれてます。

    先染めの平織りで横糸に強い撚りをかけ、
    織り上げた後に湯もみによって撚り糸が戻る力を利用して凹凸ができます。
    これが「シボ」と呼ばれ、地風が特徴です。

    着心地はさらりとした肌触りとシャリ感があり、
    いろいろな絣による模様(十字絣や亀甲絣)には上品さがあります。

    単衣にオススメですよ。

    縮みやすいので水は厳禁なので、撥水加工をしておくと安心ですね。

    私は、コーヒーこぼして本塩沢をダメにしてしまいました。

    昭和51年に国の伝統的工芸品に指定されました。

    本塩沢のブランド、やまだ織の逸品です。
    手縫いの仕立て代込みで59,800円(税別)はあり得ません。
    ネットは本当に安いですね。

  7. 夏塩沢
  8. 歴史はそれ程古くはありませんが約100年前の明治時代に誕生し、
    麻織物の衰退からその技術を生かし絹織物で夏用に制作したものです。

    絣の技術が精巧で横糸に駒撚りと言う強撚糸を使用しているので透けています。

    着心地はシャリ感のある涼しい夏用着物です。

    貴重品の夏塩沢です。
    手縫い仕立て代込みで158,000円(税別)はお買い得品ですね。

塩沢で織られている着物を着ていける場所は?

装いとしては、カジュアルの部類に入るので着ていける場所は限られます。
結婚式や入学式等の式典等の正式な場所は不向きです。
お出かけや、お食事会などおしゃれ着として着ていける場所は良いです。

同窓会や観劇などがお薦めですね。

どんな帯をしたら良いの?

塩沢織の着物は、高価でも普段着ですので金糸・銀糸が入ってる帯はNGですよ。

着物と同素材のもので合わせるととても素敵で良いですし、
または博多の紗献上、羅などざっくりした織の絹、袋帯は洒落帯も良いですね。

調べて行くうちに、奥が深い事もわかり、
こんな近くにとても素敵な着物があるなんてと思うと、
ぜひ手に取って触って肌触りを比べてみたいと思いました。

あとがき

お友達のお姉さんが川端康成の「雪国」の中で綴った言葉も教えてくれました。

「寒中に綴った麻が暑中に着て肌に涼しいのは陰陽の自然」と。

雪国新潟の上布の雪晒しの光景を綴った素敵な言葉ですね。

今回なかなか手に入らない越後上布と本塩沢の事を知り、
良いものを伝承して行く難しさも分かりました。

また、私が住む地元「新潟」の伝統工芸品の奥深さも感じる事もできました。

私もお友達のお姉さんの様に上品に夏塩沢から挑戦したいと思いましたね。

そして、いつかは越後上布ですね。

今回、ひょんな事から塩沢地域の織物を調べてみて、
新潟には何げに良いものや伝統があるものが身の回りにあるんだなあと再確認をしました。

まだまだ残暑も続き、着物を着る事が大変な時季です。

なかなか後継者も少なくなってしまうご時世ですが、
伝統の趣を感じながら、着物と付き合って行けたらと思いました。

今回の記事に質問や感想があったら、お問い合わせからメッセージ下さいね。

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