着物の種類 西陣幻の空引き機

空引き機(そらびきばた)って知っていますか?

これは、西陣織にジャガード機が導入する前に使われていた織機です。

奈良時代に中国から輸入され、桃山時代以降、西陣で使われたそうです。

今現在は、日本で三台しかないという話でした。
しかも、その三台は、全て10年以上使用されていなかったので、
動くかどうかも分からない状態だったらしいです。

今回は、埃をかぶっていた川島織物セルコン所有の空引き機を、
キレイにして使用したらしいです。

また、川島織物セルコンには、空引き機を織ったことがある人がいなかったそうです。
もちろん過去にはいたそうですが、すでに引退していたそうですね。

そんな訳で、実演は不可能という話でしたが、
川島織物セルコンのほうで「どうせ出品するなら、実演をやろう」という話になり、
若い女性の職人さんが一生懸命練習して実演が可能になりました。

ネットで検索してみると、二人がかりで織ったと言われていますが、
本当は、4~5人で織っていたそうです。

実際、今日二人がかりで実演していましたが、
糸が絡まって、大変そうでした。
糸のオモリになっている竹が絡むそうですね。

少し織ると、糸がうまく上に上がらず、下で織っている人が絡まっているのをほぐしていました。
一時間織ってもほとんど織れていません。

本来は、上に二人、下にもう一人か二人いるそうです。

下にいる人が、糸がスムーズに上に上げられるように、
作業していたそうですね。

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この空引き機で、帯はもちろんですが、十二単の衣装も織っていたそうです。

西陣の祖といわれている「紋屋井関 御寮織」が西陣で初めて
「空引き機」のような織機を使用したということですね。

400年以上前のことらしいです。

その後、空引き機からジャガード織りに変わっていたそうです。

今回は、空引き機の他にもつづれ織りの機もありました。

空引き機と比べるとだいぶ小さいですね。

 

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つづれ織の織機

実は、空引き機よりも、歴史は古いそうです。

綴れはすくい織と同じように、横糸で縦糸をすくって織っていきます。
手間が掛かる織りかたですから、空引き機より古いというのは納得できますね。

それより前は、結城紬を織っている「地機」のような構造で、
先を木に括りつけ、自分の腰にベルトのような布で抑えて織っていたようです。

人間の知恵ってスゴイですね。
ドンドン進化していきます。

今回は、結城紬の地機、つづれ織り織機、空引き機と織物の歴史博物館のようでした。

織物は奥が深いですね。

私は織物が大好きなので、また機会があったらお話しますね。

何か質問や疑問があればお問合せくださいね。

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