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大人女子の浴衣~30代からの浴衣選び
浴衣は、花火大会や縁日だけでなく夏を気持ち良く過ごせるアイテムです。
洋服の好みは10代や20代の頃と変わったけど…。
「浴衣は年に数回しか着ないから良くわからない」
「どんな浴衣を選べばいいの?」と悩んでいる大人女子の浴衣についてまとめました。
大人女子の浴衣選びのポイント
若作りし過ぎない~シンプルに着こなす
10代の浴衣はとにかく可愛いが大事。
ビビットカラーに兵児帯で、
大きなバラやリボンを作るのだって何でもアリでした。
少しお姉さんの20代。
半巾帯にチャレンジで文庫結びにしてみたり、
柄も少し落ち着いたような気がしませんか?
30代になったからといって、
いきなり地味になり過ぎては老けて見えたり損をしてしまいます。
年齢や経験を重ねて少し前の自分とは違うシンプルで上品な着こなしをしましょう。
目指すのは大人かわいい
10代~20代の可愛いだけのファッションは少し無理がありますよね。
メイクや髪型だって変わったはず。
けれどいくつになっても可愛らしさは大切にしておきたいもの。
年齢に合った可愛らしさを目指しましょう。
女優さんや有名人で「こんな女性になりたい」とイメージしてください。
大人かわいいをアピールしましょう。
本物志向
良いものを見分ける目を持つことが必要です。
そのためには流行だけを取り入れるのではなく、
長く着られる浴衣を選びましょう。
さらに、素材にもこだわりたいところ。
がんばっている大人女子だからこそ、
肌に優しい自然の素材で浴衣と一緒に深呼吸をしましょう。
透けない対策
10代~20代のときは肌に直接、浴衣を着ていた方も多いのではないでしょうか。
綿コーマなど厚手の生地なら大丈夫ですが、
大人女子は透け感のある浴衣で涼しげに演出しましょう。
そうは言ってもショート丈のノースリーブスリップでは
腕や膝下がニョキッと目立ってしまいます。
そこで丈の長い浴衣インナーなどの上から浴衣を着ると、
きれいなシースルー状態となりバッチリです。
天然素材にこだわる
浴衣の素材として浮かぶのは、綿、麻、ポリエステルがですよね。
綿はTシャツや肌着の素材。
肌触りが良く汗を吸い取ってくれるので,
夏のベタベタしやすい季節にうってつけです。
麻は高級感があり、さわやかに着れる夏素材です。
ポリエステルは化学繊維。シワになりにくく、お洗濯をしても乾きやすいので便利です。
大人女子なら自然素材にこだわりたいもの。
肌に優しく着心地の良い天然素材は、お洗濯をするごとに風合いが増して馴染んでいきます。
素材について
綿
- 綿紅梅(めんこうばい)や綿絽(めんろ)
太い木綿糸で織られ、肌に張り付かずシャリ感があって涼しく見せてくれます。
ただし透けてしまうので着物用スリップなどを着た上からがおすすめです。
半襟をつけて着物風に着こなす方も多く、カジュアルのお出かけの幅を広げてくれます。
- 有松絞り(ありまつしぼり)
江戸時代からの技術で国の伝統工芸品に指定された絞り染めです。
軽くふんわりしているのが特徴で、
シボによって肌と布地の間に空間ができ肌にはりつきません。
モダンな柄のイメージですが、じつは現代風も豊富です。
ポップで斬新なデザインは、意外にも自然にフィットするので
冒険したい大人女子におすすめです。
絹
- 絹紅梅(きぬこうばい)
薄い絹地に太めの綿糸を格子状に織り込んだ生地。
とにかく軽く一日着ていても疲れないのは絹素材の特徴です。
透けてしまう素材なので、やはり下着対策は欠かせません。
白い長襦袢を透けて見せるのが粋。
夏にシルクは贅沢感があって大人女子だからこそ着こなせるスタイルです。
麻
- 小千谷縮(小千谷ちぢみ)
シボといわれる独特の凹凸があるのが特徴でさらりとして風通しが良いです。
肌にべたつかず着心地が良く汗ばむ夏にぴったり。
国の伝統工芸品にも指定されています。
浴衣だけでなく着物として着ても、見た目が涼しげで楽しめるのが魅力です。
色や柄はどうする?
伝統の柄や流行に左右され過ぎない柄を選ぶと、飽きずに長く着れます。
藍色や紺、白がおすすめですが、
アクセントに華やかな色や柄が入っているタイプも帯の合わせ方によってはしっくりとします。
何よりも「コレが好き」と一目ぼれしたものを選ぶと良いです。
浴衣は、洋服と違い帯によってもずいぶんとイメージが変わります。
良いものを長く大切に
毎年、新しい浴衣を買うのも楽しいですが、
良いものを大切に着るのも素敵ですよね。
是非、参考にしてみてください。