着物を買うのは難しいですよね。
まず、お店を選ぶのが難しいです。
そこで失敗すると、まず良い買い物は出来ませんね。
着物を買う時に一番大事なのはお店です。
信頼できる店主、思いやりのある販売員がいるお店です。
貴女がそんなお店に出会えるように後悔しない着物の買い方を教えますね。
現役着物や店長が教える後悔しない着物の買い方(その1)
売る側が、絶対にお客様には言わない、悟られてはいけない極秘情報を教えます。
なぜこんなキワドイ情報を教えるのか?
私は純粋に、貴女に気持ち良く、満足できる買い物をして欲しいからです。
予備知識
(強引な商売をするお店を前提にしています。
全ての呉服店を対象にしていませんのでご注意ください。)
強引な商売をする会社やお店は、売上、利益が全てです。
売上が個人の成績や給料に直結します。
ですから売るためには必死です。
そのことが大前提ですね。
後悔するパターン
- 断り切れずに買ってしまった
- 似たような商品が他で安く売っていた
- 出来上がって着てみたら似合わなかった
- 結局一度も着ていない
- 身内や他人からけなされた
今回は1のパターンにならない為にはどうしたら良いのか?を教えますね
店舗に自らの意志で入り、商品を購入した場合は、
キャンセルできませんので、絶対に契約してはいけませんよ。
しかし、自ら店舗に入った場合でも
帰ると言っても契約するまで帰してくれない(さすがに今はないと思いますが)
場合は、無条件でキャンセルできます。
しかし、キャンセルで揉めるのも面倒ですから、
何を言われても、どんなサービスを受けようとも、
契約しないで考えてください。
出来れば、2~3店舗廻って比較してみたほうが良いですよ。
その商品が本当に良い商品か適正な価格かは比較しないと分かりませんからね。
もし、少し考えても欲しいと思ったら一人で行かずに母親、友達などと一緒に行ったほうが良いですよ。
そして、買おうと思ったら、着装をしてもらい、母や友達にも見てもらい決めましょう。
展示会や訪問販売は特商法という法律が適用されるので、
8日以内なら無条件でキャンセルできまます。
特商法について
特定商取引法の事で、主に訪問販売についての法律ですが、
店舗以外の展示会や販売目的を隠して勧誘した場合も適用されますね。
下記の事例は特商法適用なので、8日以内無条件でキャンセルできますよ(クーリングオフ)
お店以外の場所で販売を行っている場合(展示会など)
自宅まで商品を持ってきた場合(外商)
下記の事例は、場合によって特商法が適用されます。
販売目的を隠して勧誘したかどうかですね。
店頭を歩いていたら、呼び止められて店内に入った場合
アンケートや呼び止めて「見ていきませんか~」なども販売目的を隠していますよね。
「着物の売出で掘り出し物がたくさんありますよ~」は微妙ですね。
売出のDMや電話でお店に呼び出された場合
安い目玉品で呼び出して、高い商品を勧めるのも販売目的を隠していますね。
クーリングオフは、無条件でキャンセルを受けなければいけません。
例えば、仕立てているので、キャンセルできません、などで返品を拒否できません。
スムーズに返品を受けない場合は、消費者センターに相談してくださいね。
お店と争うより、消費者センターですね。
法律違反ではないが、避けた方が良いお店、販売員
(下記の行為が好きな人は良いですが・・・)
○ すぐに電卓を叩いて大きな値引きをする。
○ 気に入ってもいないのにすぐに着装しようとする。
○ 商品説明があいまいで、「似合う」「ステキ」「買った方が良い」などのトークのみ
○ 買わないと見ると、とたんに態度が変わる販売員やお店の人
○ 帰りそうになると、個人情報をしつこく聞いてくる販売員
○ 若い男性店員で馴れ馴れしく近寄ってくる「ホスト」的な商売
○ 若い女性販売員で、子供や孫のように接してくる商売
上記のような販売員は、貴女の事を売上を作る道具位にしか思っていません。
(一般論なので、上記の行為者全てがそうだと限りませんので、ご注意ください)
貴女が純粋に良い買い物をしたいと思うなら、上記のような販売員やお店は避けてくださいね。
オススメのお店と買い方
もし、貴女が着物を着る予定があり、買うつもりで着物を探していて、
行きつけの呉服屋さんがないなら、3店舗は廻ってくださいね。
そして、着る場所やイベントと予算を話し、商品を見せてもらいましょう。
あくまでも今日は見るだけですが、と前置きしてくださいね。
それでもきちんと誠意を持って接客するお店は良い店ですよ。
そして、帰り際にしつこくしないお店が良いですね。
私は、商品に自信があるので、敢えてアッサリと後味が良い商売で帰ってもらいます。
殆どのお客様が、他を見に行ってから戻ってくれますね。
着る予定があるお客様は、数店舗見てみたいという気持ちがあります。
私も立場が変わればそう思います。
その気持を尊重して、しつこくしないで、個人情報も聞かず帰します。
戻ってきてくれた時は本当に嬉しいですね。
誠心誠意仕事をして喜んでもらいたいと思いますよ。
断れなくて買ってしまったと後悔しないために
ネットを見ていると、
欲しくもない着物を断りきれずに契約してしまった、という相談が多いですね。
その場合大事なことは、クーリングオフが適用できるかどうかです。
展示会なら全てのお店でクーリングオフが適用されます。
店舗販売でも、大手のナショナルチェーンは、クーリングオフを採用していますので、
断りきれずに契約してしまった場合でもキャンセルできます。
個人店や地域のチェーン店は採用していない店が多いですね。
クーリングオフが適用できるか分からない場合は、絶対に契約しないでくださいね。
最後は、支払い出来ません!
または、自分一人では決められません。
主人に相談します、母親に相談します、などと言って断ってくださいね。
それでも強引に契約を迫る場合は、
約束があるので帰ります!と言って帰ってください。
それでも引き止めるなら、
消費者契約法で、キャンセルできます。
しかし、普通そこまで言えば、諦めますね。
それでもダメなら、
最後は消費者センターです。
小売店も消費者センターには弱いので、
効果はありますよ。
最後に
買物は楽しくしたいですね。
商売は、売って喜び、買って喜びと言いますが、
商売人としては、
買って喜んでいる人を見て喜ぶものだと思いますよ。
着物は値段が高いものだから、
責任も大きいです。
また、お店を信用して買ってくれるのだから、絶対に裏切ることは出来ません。
私は、そんな気持ちで毎日お店に立っています。
次回は、2のパターン「似たような商品が他で安く売っていた」と
後悔しないようなアドバイスをします。
着物の値段のカラクリまで暴露しますよ。
何か質問や疑問があればお問合せくださいね。