染と織の展覧会は、2月3日(金)〜5日(日)の3日間、銀座時事通信ホールで開催されました。
来場者は1600名以上の方が来られ、大変好評でした。
西陣、京友禅、丹後の協同組合が一つになって主催した初めての催し物です。
京都の着物に関する3つの組合ですが、一緒に何かをやるなんて言うことは、考えられないことでした。
着物のマーケットが縮小している今の時代だから出来た展覧会です。
また、たまたま西陣の理事長と京友禅の理事長が学生時代の先輩後輩だったことも大きな要因だったそうです。
そんな事で初めて開催された「染と織の展覧会」、好評のうち無事終了いたしました。
当店の招待チケットで参加された皆様、ありがとうございました。
反省会にて
先日、東京で反省会が開かれ参加してきました。お客様からの評判は概ね好評だったようです。
一般の方が、西陣大会の優秀作品を見ることや非売品の唐織の着物を見られる機会はほとんどありませんので、「良かった!」という声が多かったですね。
逆に、展覧会と言われたが、商品を勧められて販売会のようでした、という方もいらっしゃいました。
また、一つ一つのブースが狭く、じっくり見られなかった、もっとメーカーさんから話を聞きたかった、などの意見もあったようです。
なにしろ、全てが初めてのことなので、手探り状態でした。
総括としては、ポジティブな意見が多かったようで、来年はもっと来場者に方に喜んでもらえる展覧会にしたいと考えています。
私も微力ながら、この展覧会を応援していきたいと思います。
私が思うところ
今回の展覧会は準備が遅く、私達にその情報が伝わったのは、開催の一ヶ月くらい前でした。
そんなバタバタな状況でも、1600名以上の来場者がおり、私のお店からも60名前後のお客様が参加しました。
これは、銀座時事通信ホールという立地、染と織の展覧会というめったに見られない作品の出品されたこと、
京都の着物関係3組合が主催、京都府京都市が後援という安心感が大きかったのだと思います。
また、小売店から1200円のチケットを無料配布したのも良かったです。
サローネや東京キモノショーに比べると、展覧会に来場したお客様はグレードの高い着物が多かったという話です。
やはり、銀座で着物の展覧会を見に行くというシチュエーションなので、とっておきの一枚をお召になったのでは、と思います。
お客様の中には、もっと展覧会の作品を多く陳列して欲しかった、というお話もありました。
来年は、喫茶コーナー(中目黒の有名店)を無くして、展覧会スペースをもっと広く取ったほうが良いと思います。
1階にはスターバックスがあるので、座って休みたい人はスタバにどうぞ、ですね。
また、京都の工芸店もどうなんでしょうか?
工芸の販売は止めて、実演コーナーをもっと増やしても良いかもしれません。
来年は、着物ファンのお客様にめったに見られない作品や非売品を見ていただけるよう
展覧会のスペースをもっと広くしたら良いと思います。
その反面、ホールでは参加メーカーが自信作、お買い得品を用意して
メーカー直で安心価格、安心接客で買えるような展示会にしたら良いと思います。
展覧会で西陣織大会などの入賞作品やもう作ることが出来ない昔の着物や帯などの非売品を展示、
展示会は、各メーカーが今年の新作や自信作を発表する場、また、この展示会だけの特別商品を出品する。
二極化をパワーアップするのが良いと思います。
来年の「染と織の展覧会」が成功するように、これから会議を重ねていきますので、
ご意見ご要望があればお知らせください。
最後に
これからも、着物ファンの貴女がさらに輝くようにお手伝いしていきます。
着物は、貴女の魅力を最大に引き出す素敵な衣装です。
気軽に着物を着て楽しみましょう!
それでは、またお会いしましょう(^O^)/